不法滞在のクルド人に感謝状を贈っていた埼玉県・大野元裕知事
不法滞在のクルド人に感謝状を贈った
大野・埼玉県知事

2025年7月10日

 埼玉県川口市で難民認定申請を繰り返していたトルコ国籍のクルド人男性ユージェル・マヒルジャン(34歳)が今年7月8日午前、成田空港から民間機で強制送還された。マヒルジャンはABEMA TVにもたびたび登場し、日本に在留するクルド人の現状等を訴えていた。入管関係者によると、マヒルジャンは川口市に2004年に来日し、20年以上日本に滞在。妻や兄の名義で解体工事会社を実質経営していた。高級外国車のフェラーリやクルーザーを運転する等してSNS上でも知られ、在留クルド人社会でもリーダー的な存在だった。25年3月には同居女性を殴ってけがさせたとして傷害容疑で埼玉県警に逮捕され、その後釈放された。一方24年1月にはマヒルジャンの会社が埼玉県の基金へ100万円を寄付したとして、大野元裕知事から感謝状を手渡されている。大野知事はあくまで会社への感謝状として責任を回避している。マヒルジャンは、難民認定を求めて最高裁まで争ったが、敗訴が確定している。昨年末、5回目の難民申請が不認定となり、6回目の難民申請中だった。不法滞在状態で入管施設への収容を一時的に解かれた仮放免の状態が続いていた。

トップページ | リベラルタイムとは | バックナンバー | オンライン注文 | LTブログ | 読者の声 | 単行本 |